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【南堀江】児童発達支援 個別の言語療育🗣

2024年3月6日

こんにちは!
ハッピースマイル南堀江です🐣

今日はハッピースマイル南堀江の言語聴覚士から、個別の言語療育の様子をお伝えしたいと思います😊♪

今回は、ひらがなの「濁音・半濁音・長音・促音・拗音」の読み練習についてご紹介します😊

個別の言語療育では、それぞれの特性だけでなく、興味・集中力などに合わせてプログラムを組んでいます。
特に、難しいと感じやすかったり、
より集中する必要のある課題では楽しさを感じてもらいやすく工夫しています。

例えば、アニメの『ポケットモンスター』に興味があるお子様にはポケモンのキャラクターを使って楽しく学ぶ方法で学習したり、
乗り物が好きなお子様は色々な乗り物を使って学んだりします。

難しいことや初めてのことを学ぶ上で、
「わからない」「面白くない」「もうやりたくない」という気持ちではなく、
「これができたらもっと楽しいんだ!」「学べてよかった!」「もっとやりたい」と言う気持ちになってもらえるよう興味に合わせます。

今回ご紹介するプログラムでは、
ポケモンが好きなお子様が、
平仮名の清音を読めるようになった段階で、
濁音がつくポケモンのキャラクターの名前を読んでいってもらうと言うゲームです!

ここで専門用語について…

●清音・・・てんてんや丸が付かない音

●濁音・・・「がぎぐげご」などのようにてんてんがつき、濁った様に聴こえる音

例えば、「が」
「ガラガラ」というポケモンを見せ、
絵の下には平仮名で名前が書かれていますね。

👩🏻「これ、だれ?」
👦🏻「ガラガラ!」
👩🏻「そうだね、ガラガラ知ってる?」
👦🏻「知ってるよ。ポケモンに出てた!」

👩🏻「じゃあ、ここのてんてんが無くなるとなんで読むかわかる?」
👦🏻「…カラカラ?」
👩🏻「そうだね!ガラガラの進化前はカラカラだね。
同じ”か“でも、てんてんがつくと音も変わるし読み方も変わるね。
なんだか少し強そうにきこえるね。」

なんていうような会話をしながら、
音の違いへの認識をつけることや濁音のイメージをつけてもらいます。

ポケモンの名前はアニメで聞いたことがあるけど、
いざ文字になると「こうやって書くんだ!」と驚きながらも
納得して読み進めていけることができていました。

読めたら、
👩🏻「この赤い文字だけでなんで読むかわかる?」
と、1文字で読み上げることに挑戦!
ただキャラクターの名前を読むだけでなく、
“か“に”てんてん“で「が」と読むことを
音を分解してしっかり理解してもらいます。

頭を使いながらも、課題がキャラクターだと
「次は何が出てくるかな?」とワクワクして
粘り強く考えることもできますよね🥰

また、濁音をクリアすると半濁音。


さらに長音や促音や拗音といった
音の読み方と聞こえ方の違いにも注目して楽しく学びます!

ここでまた、専門用語についてご説明です…

●半濁音・・・音にpを含む音。パ行

●長音(ちょうおん)・・・前にある母音を長く引き伸ばした音。「ー」

●促音(そくおん)・・・小さくつまったような音。小さい”つ“。「っ」

長音や促音は特に、正しく読まないと言葉の意味が変わってしまうので、きちんと意識して読み上げることが必要ですね☺️🌱


たくさんのポケモンが出てくる中でも、
拗音を使ったポケモンは少なく、
また、日本語の中でもよく頻繁に使われることは少なめです。

次は何がくるかな?と楽しみにしていたお友達、
急に「しょくぱん」が出てきて大爆笑していましたよ🤣🤣🤣👏

日常にはどんなものが隠れているのか、
探してみるキッカケになれば、
自主的に学ぶ姿勢をつくることや、
小学生へ向けた机上での学習の
集中力の持続時間を延長させる足掛かりにもなりますね。😊

これからも楽しく学んでもらいたいと思います🥰

ハッピースマイル南堀江では、随時、
見学・体験を受け付けています♪
お気軽にご連絡ください🌱