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児童発達支援 触覚について✋

2024年1月25日

こんにちは🎵
ハッピースマイル南堀江の作業療法士です☺
今日は触覚に焦点を当てたお話をしつつ、触覚の『識別系』『原始系』についても触れていきたいと思います☝️
なぜ触覚かというと、今月触覚に焦点を当てた活動を入れていて、これを機に少し詳しくお話ししてみようと思ったからです💡

触覚は5感(触覚、聴覚、味覚、視覚、嗅覚)の中でも一番早く発達して重要な役割を果たします。
どのくらい早いかというと、お母さんのお腹の中にいる時からできていて、一番最初に出現すると言われています😮

おなかにいる時も赤ちゃんって指しゃぶりをしていますよね!
あかちゃんは自分の指を口の中に入れたり舐めたりしますが、そうした触覚の刺激を通して脳の発達を促しているそうです👶
また、触覚の役割としてはボディイメージの発達や情緒の安定などもあり、対人関係などにも影響しています☝

 

触覚はなくてはならない感覚ですが、そこに困難さを抱えることがあります😵
感覚過敏という言葉を一度は聞いたことはあると思いますが、
この触覚過敏があると生活する上で不自由な場面が出ることがあります⚡

 

ではなぜ触覚過敏が起こるのでしょうか❓
感覚には『原始系』と『識別系』というものがあります☝️
『原始系』は刺激に対して防衛的に働く
『識別系』は物の大きさや素材などを触って弁別する(成長していく上で入ってくる感覚が自分にとって安全かどうか探索できる感じ方)
という働きがあります。

特に原始系はあかちゃんのときは必要になってきますが、成長して大きくなっていくにつれて識別系が育っていくことが大切になってきます。
原始系⇒識別系の発達が未発達だと、ある特定の感触が苦手になり、過剰に反応してしまうなど(例えば散髪や歯磨きを嫌がる、自分から触りに行くことはあっても相手から触られることは嫌がる、べたべたしたものは嫌がるなど触れるものに偏りがでてくる、など)触覚防衛の反応が起こります。
そうすると、愛着や情緒の発達、共感性の発達にも影響が出てきたりします😲

 

『原始系』は生きていく上で、特にあかちゃんなどには必要になってくるものではありますが、成長していく上で『識別系』とのバランスが取れなくなってくるとだんだんと生活しづらいものになっていくんですね( ..)φ

 

なので、この『識別系』を育てることは大切になってくるんですね♪

じゃあどのようにして育てていくのか?ですが、『意識的に触覚を使う』ということがポイントになってくると言われています💡
また識別系を育てるうえで『触っている部分に意識を集中してもらうこと』も大切です。触れても大丈夫な物や体の部位から刺激を入れ、そっと触れるよりも圧を加えたほうが受け入れが良かったりします☺

ただ、触覚過敏は改善させようとして嫌な感覚をとりあえず慣れさせるために繰り返せばよくなるというものでもないので、日常生活の中ではその子が嫌がるものは取り除いてあげるというもの状況によっては必要になってくるとは思います☺

 

一説にはブランコなど、前庭覚(スピードや回転を感じる感覚)を刺激するような遊びを入れてあげると、受け入れが良くなるという話もあります💡揺れが苦手なお子さんもいると思うので、無理強いすることは禁物ですが、関係なさそうに見えるものが実は改善に関係していると言うこともあるんですね😮

今日は触覚の話をさせてもらいました。
また感覚統合についてのお話や個別療育の様子など載せていきたいと思います🌞

ハッピースマイル南堀江では、随時、見学・体験を受け付けてきます♪
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