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【南堀江】児童発達支援 質問に答える力を育てるには?

【南堀江】児童発達支援 質問に答える力を育てるには?

こんにちは❗️

ハッピースマイル南堀江です😊✨

今日は、ハッピースマイル南堀江の

言語聴覚士から、

「質問に答える力を育てるには?」

についてお伝えします😊

 

「これはなに?」と聞くと答えられるけれど、

「どこにある?」と聞くと答えられない。

 

「何をしている?」には答えられるけれど、

「どうして?」と聞くと困ってしまう。

 

このように、質問に答える力は、

単に「言葉を知っているか」だけで

決まるものではありません。

 

質問の内容を理解し、

必要な情報に注意を向け、

情報を整理し、

自分の知っている言葉を使って答える。

 

実は、いくつもの力が組み合わさっています。

 

今回は、

言語課題の中でも取り組む機会の多い

質問応答について、質問の種類や

難易度の調整方法をご紹介します。

 

質問にはいろいろな種類があります

質問応答の課題では、「何を聞かれているのか」によって

難しさが変わります。

例えば、

「これはなに?」

→ 物の名前を答える

「だれ?」

→ 人物を答える

「なにをしている?」

→ 動作を答える

「どこにいる?」

→ 場所を答える

「いつ?」

→ 時間や時期を答える

「どうして?」

→ 理由を考えて答える

このように、

同じ「質問に答える」という課題でも、

必要となる言語能力はそれぞれ異なります。

特に「どうして?」などの質問では、

目の前にある情報だけでは答えられず、

状況から理由を考える必要があります。

そのため、

質問の種類を意識することで、子どもが

「どのような質問でつまずきやすいのか」を

より細かく見ることができます。

イラストを使って質問に答えてみよう

言葉だけで質問するよりも、

イラストなどの視覚的な手がかりを使うことで、

考えるための情報を整理しやすくなります。

例えば、

「男の子が公園でボールを投げている」

という場面のイラストを見せます。

まずは、

「だれがいる?」

「なにをしている?」

「なにを持っている?」

など、絵の中に答えがある質問から始めます。

答えられるようになってきたら、

「どこにいる?」

「どうしてボールを投げているのかな?」

など、少しずつ質問の難易度を上げていきます。

「答えられない=言葉が分からない」

ではありません

質問に答えられないとき、

つい「質問が理解できていないのかな?」

と考えてしまいます。

しかし、質問応答には、

注意機能も大きく関係しています。

例えば、

・質問を最後まで聞くことが難しい

・質問されると、絵の一部分に

 注意が向いてしまう

・必要な情報を探す前に答えてしまう

・複数の情報の中から必要なものを選ぶことが難しい

・質問を聞いた後に、絵に注意を戻すことが

 難しい

といった様子がみられることがあります。

このような場合には、言葉の理解だけではなく、

注意の向け方や必要な情報を取り出す力が

影響していることも考えられます。

例えば、

「男の子はどこでボールを投げている?」

と聞いたときに、

「ボール!」

と答えたとします。

この場合、

「どこ」という質問が理解できていない可能性も

ありますが、

「ボール」という目立つ情報に注意が向き、

質問に必要な「場所」の情報を

取り出せていないことも考えられます。

そのため、質問応答では、

「何を答えたか」だけではなく、

「何に注目して答えたのか」

を見ることも大切です。

 

・注意の向け方を変えることで答えられることも

質問に答えにくい場合には、

すぐに答えを教えるのではなく、

必要な情報へ注意を向けられるように

支援します。

例えば、

「男の子はどこにいる?」

「男の子のまわりを見てみよう」

「公園かな?おうちかな?」

というように、少しずつヒントを加えていきます。

ヒントによって答えられるのであれば、

言葉そのものが分からないのではなく、

必要な情報に注意を向けることや、

情報を選択することに

難しさがあったのかもしれません。

このように、どのようなヒントがあれば

答えられるのかを見ることも、

子どものつまずきを把握するうえで大切です。

 

・「答えられない」ときは、難易度を調整します

質問に答えられなかったからといって、

すぐに「理解できていない」と

判断することはできません。

質問そのものが難しかったのか、

必要な情報に注意を向けることが

難しかったのか、

答えを考えることが難しかったのか、

言葉にすることが難しかったのか。

どこでつまずいているのかを考えながら、

課題の難易度を調整していきます。

例えば、

① 選択肢を提示する

「男の子は何をしている?」

と聞いて答えにくそうな場合、

「走ってる?それともボールを投げてる?」

と選択肢を提示します。

選択肢の中から選ぶことで

答えられるのであれば、

自分で言葉を組み立てて答えることに難しさが

あるのかもしれません。

② ヒントを加える

「男の子は何をしている?」

「ボールを持っているね。何をしているかな?」

のように、

絵の中の情報に注目できるようにします。

ヒントによって答えられる場合は、

必要な情報に注意を向けることや、

情報を整理することが難しかった

可能性があります。

③ 自由に答える

最後は、

「この絵を見て、お話してみよう」

と、質問を限定せずに

自由に説明してもらいます。

「男の子がいる」

から始まり、

「男の子が公園でボールを投げている」

「友だちと遊んでいる」

など、少しずつ情報を加えていけると、

より豊かな表現につながります。

・大事なのは「何ができないのか」

質問応答の課題では、

「正解した・間違えた」だけを見るのではなく、

どこでつまずいているのかを見ることが

大切です。

例えば、

「どこにいる?」が分からない場合でも、

・「どこ」という質問の意味が分からない

・質問を最後まで聞けていない

・必要な情報に注意を向けられない

・絵の中から場所を見つけられない

・場所を表す言葉を知らない

・答えは分かっているけれど言葉にできない

など、さまざまな可能性があります。

だからこそ、

「答えられなかった=言葉が分からない」

と単純に考えるのではなく、

「質問の理解」

「注意を向ける力」

「必要な情報を選ぶ力」

「情報を整理する力」

「言葉にして表現する力」

のどこに難しさがあるのかを考えながら、

次の課題につなげていきます。

・ご家庭でも取り組めます

質問応答は、特別な教材がなくても、

日常生活の中で取り組むことができます。

例えば、お散歩をしながら、

「何がいる?」

「どこにいる?」

「何をしている?」

と聞いてみたり、

絵本を読みながら、

「誰がいる?」

「何してる?」

「どうして泣いてるのかな?」

などと聞いてみるのもおすすめです。

ただし、すぐに答えられない場合は、

何度も同じ質問を繰り返すのではなく、

一度注意を向け直したり、選択肢を出したり、

ヒントを加えたりして、

答えやすい形にしてあげることも大切です。

・「質問に答える力」は

コミュニケーションにつながる

質問に答えることは、

単に課題に正解するための力ではありません。

人との会話では、

「どこに行ったの?」

「誰と遊んだの?」

「何を食べたの?」

など、さまざまな質問が出てきます。

質問の内容を理解し、

必要な情報に注意を向け、

自分が知っていることを整理して伝える力は、

日常のコミュニケーションにも

つながっていきます。

だからこそ、質問応答の課題では、

「正しく答えられたか」だけではなく、

「どのような質問なら答えやすいのか」

「どのようなヒントがあれば答えられるのか」

「どこに注意を向けると答えられるのか」

「自分の言葉で伝えるためには何が必要なのか」

という視点を大切にしています。

 

子どもたち一人ひとりの

「できる」を見つけながら、

少しずつ課題の難易度を調整していくことが、

言葉で伝える力を育てることにつながります。

今回は質問応答の課題について

お話させていただきました。

今後も、実際の支援で使用している

さまざまな言語課題について、

ご紹介していきたいと思います😊

 

ハッピースマイル南堀江では、随時、

見学・体験を受け付けています♪