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【南堀江】児童発達支援 言語個別|課題の難易度調整について①✍

【南堀江】児童発達支援 言語個別|課題の難易度調整について①✍

こんにちは❗️

ハッピースマイル南堀江です😊✨

 

今日はハッピースマイル南堀江の

言語聴覚士から、

課題の難易度調整についてお伝えします😊

 

言語個別では、子ども一人ひとりの発達段階や

得意・苦手に合わせて、さまざまな課題に

取り組んでいます。

 

同じ年齢であっても、言葉の理解や表出、

コミュニケーションの力には

それぞれ違いがあります。

そのため、年齢相応の課題を行うのではなく、

今のその子にとって取り組みやすい難易度に

調整することが大切です。

 

できることを増やしたいという思いから、

少し難しい課題をたくさん用意してしまうことが

あります。

 

しかし、

子どもにとって課題が難しすぎると、

「わからない」「できない」という経験が積み重なり、

次第に

課題そのものを避けるようになることがあります。

 

一方で、簡単な課題だけを繰り返していると、

達成感は得られても、新しい力につながりにくい場合が

あります。

 

そこで大切になるのが、できる課題を土台にしながら、

少しだけ難しい課題を取り入れることです。

 

子どもが「これならできそう」「やってみよう」と思える

難易度に調整することで、成功体験を積み重ねながら、

新しい力にも少しずつ挑戦することができます。

 

子どもの学習意欲を考えるうえで、

自己効力感という視点があります。

 

自己効力感とは、「自分はこれができそう」

「頑張ればできるかもしれない」と感じることです。

 

例えば、これまで5個の絵を見て名前を答えることが

できていた子に、いきなり10個の難しい言葉を覚えて

答える課題を提示すると、「難しい」「できない」と

感じてしまう可能性があります。

 

そこで、

まずはいつもできている5個
   ↓
できるようになってきた言葉を1~2個追加
   ↓
少し難しい言葉にも挑戦

というように段階をつくります。

このように、

できる→少し頑張ればできる→できた!

という経験を積み重ねることが重要です。

 

特に幼児期は、

課題の正解そのものだけではなく、

「やってみたらできた」「前よりできるようになった」

という経験が、次の活動への意欲につながります。

 

・できる課題を中心にすることが大切

新しい課題を取り入れるとき、

できるようになってほしいことだけを

中心に考えるのではなく、

現在できていることを土台にすることがポイントです。

 

例えば、

・色の名前を3つ答えられる

・2語文で要求できる

・絵を見て動物の名前を言える

・3つの絵から正しいものを選べる

・「誰?」の質問には答えられる

という力がある場合、

その力を使って次の課題へつなげていきます。

 

動物の名前を言うことができる子であれば、

「これは何?」

→「ぞう」

 

という課題から、

 

「ぞうは何を食べる?」

→「はっぱ」

 

「ぞうはどこにいる?」

→「どうぶつえん」

 

というように、知っている言葉を使って、

少しずつ言語的な負荷を高めることができます。

 

 

このように、

すでに獲得している力を利用して次の課題へ

進むことで、無理なく新しい力の獲得に

つなげていきます。

 

 

・新しい課題は「少しだけ」

 

新しい課題を導入するときは、

すべてを新しい内容にする必要はありません。

例えば10問の課題であれば、

8問:できる課題

2問:少し難しい新しい課題

 

というように、既習課題を多めにして、

新しい課題を少量入れる方法があります。

 

できる問題が続いたあとにちょっと難しい問題が

出てくることで、子どもは安心して

新しい課題に挑戦しやすくなります。

 

もし新しい課題で間違えても、

「ここは難しかったね。でも次はできたね」

と、できている部分に目を向けることができます。

 

難しいことに挑戦させることよりも、

少し頑張ればできる課題を設定することが、

意欲を保ちながら力を伸ばすポイントです。

 

 

・エラーレスの考え方を取り入れる

 

新しい課題を提示するときには、エラーレス・ラーニングの

考え方も参考になります。

 

エラーレスとは、子どもが何度も間違えて覚えるのではなく、

正しい答えにたどり着きやすい環境をあらかじめ

用意するという考え方です。

 

例えば、「りんごはどれ?」と聞いて、

りんご・犬・車の3枚を提示します。

まだ「りんご」という言葉の理解が十分でない場合には、

いきなり3択で答えさせるのではなく、

「りんごはこれだね」と正しい絵を指差して見せたり、

「りんご」と一緒に言ってから選んでもらったりします。

 

その後、「りんごはどれ?」と、自分で選択する場面に

つなげていきます。

 

大切なのは、間違えないようにすることではなく、

正しい経験を積みやすくすることです。

 

 

・答えをわかりやすく提示することも支援の一つ

 

子どもが答えられないとき、すぐに「違うよ」と

伝えるのではなく、答えにつながるヒントを提示します。

 

例えば、「これは何?」と聞いて答えられなかった場合、

 

「食べ物だよ」
  ↓
「赤いよ」
  ↓
「くだものだよ」
  ↓
「りんごだね」

 

というように、段階的にヒントを出します。

 

また、選択肢を2つに減らすことも有効です。

 

「りんごはどっち?」

と、りんごとバナナを提示することで、

答えやすい環境をつくります。

 

このように、課題の難易度は問題そのものだけで

決まるものではありません。

 

選択肢の数、ヒントの量、絵や写真などの

視覚的手がかり、支援者からの声かけなどによっても、

子どもが感じる難しさは変わります。

 

言語個別では、

子どもにできるようになってほしいことを

提示するだけではなく、どうすれば安心して挑戦できるか

という視点で課題を設定することを大切にしています。

まずは「できた!」を十分に経験できる課題を用意し、

その中に少しだけ新しい課題を加える。

 

そして、

難しいときにはヒントや視覚的な手がかりを使い、

正しい答えにたどり着きやすい環境をつくる。

こうした積み重ねが、

子どもの「やってみたい」「もう一回やってみよう」

という意欲につながります。

 

次回は、

実際の言語個別の場面を例に、子どもの様子から

難易度をどのように調整するかについてご紹介します。

 

 

ハッピースマイル南堀江では、随時、

見学・体験を受け付けています♪

お気軽にご連絡ください🌈☺️