こんにちは!
ハッピースマイル南堀江の
言語聴覚士です😊
今日は《数の概念》について
お話しさせていただきます
前回は数の基礎的概念に
ついてお話しました
今回は個別の言語療法の時間に
どのような数の課題をしているか
説明していきたいと思います
まず一番最初の課題は
数唱です
□数唱
「いち、に、さん…」と10まで
順番に言う練習です
一人で数唱が言えるように
なったら「2、3、4」など
こちらが途中まで言って
「5、6、7…」と続けて
答えてもらいます
途中から続けて言えるように
なっていると、数唱がしっかり
出来るようになったことが
確認できます
まず1から3まで、次は5まで
その後10まで数えられるようになったら…と
少しずつ数を増やしていきます
数唱を行う際は
ただ言うだけではなく
ブロックを上に積み上げながら
言ってもらったり
数唱を言い終わったら
びっくり箱を開けたり
飛び跳ねる玩具を飛ばしたり
カウントダウン形式にする等
遊びながらすると
みんな楽しんで繰り返し
取り組んでくれます
□数量
①全体数を数える
数唱が出来るようになったら
数量の課題へと移行します
目の前の物が何個あるか
一人で答えられるまで練習します
最初は一つひとつ指さしながら
数えるところから始めます
「いち、に、さん…」と数える時に
唱える数と指さす物がズレたり
一度数えた物を2回数えて
しまうことがあります
最初は数えるスピードを
ゆっくりするように一緒に
促しながら進めます
学習が進むと徐々に数えなくても
小さな数であれば
ひと目みて幾つの塊か
分かるようになります
1~5までの小さな数が出来たら
6~10の大きな数量を数える
ようにと段階的に増やしていきます
プリントなどの紙と実際の物を
使った場合で、どちらかが苦手な
場合があります
その為、平面と立体の両方で
練習します
また、1列に並べてある場合だけ
数えられるということもあるので
バラバラに置いて行うなど
状態を変えて練習すると良いです
②数の抽出
数量の課題ができるようになったら
全体から指定された数を
抽出する練習です
例えば
10個あるボールの中から
「6個ちょうだい」と言われて
正しい数を取る練習です
全体数と抽出数は小さな数から
始めて少しずつ増やしていきます
数量や数の抽出の課題では
ボールや積み木、ミニカーなど
興味がある物や好きな物を
なるべく使うようにしています
そうすることで
モチベーションが高く
集中して取り組んでくれることが
多いです
次回も引き続き
数の概念の課題と年齢に応じた
発達基準について
お話しさせていただこうと
思います
ハッピースマイル南堀江では、随時、
見学・体験を受け付けています♪
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