こんにちは😊
ハッピースマイル北堀江、放デイの児発管です。
芸術の秋…からあっという間に冬に。
昨日も帰宅時間、外に出ると、寒い!と
声が出るほど、冷え込んでいました。
先月から最近にかけて
阿波座駅に西区の小学校と
大阪出身の小澄源太さんとの合作、を発見したり✨
事業所から近い小学校の作品展におじゃまして
子どもたちの個性あふれる作品たちに触れて感動したり✨
近くの施設や美術館に足を運び
プロの芸術作品を見て
感性が磨かれる思いがしました😊
ものをつくることは
自身を表現するだけでなく
◇物の扱い方を知る
◇工夫する能力が身に付く
◇楽しさから集中力を養う
◇個性が磨かれ自信をつける
など、療育の観点からも、
子どもにとって良いことがたくさんあります。
ハッピースマイルでも、毎日の活動に
ものづくり、があり
日々のブログにねらい、は
記載していますが、あらためて
ものづくり 制作について考えてみました。
最近は、スマホやパソコン、ゲーム等の
普及により、自宅でものづくりをする
機会も減っているのではないでしょうか。
プログラミング、ゲームを作る、なども
頭を使い、また将来仕事にできるかも⭐と
面白い分野ですが
ものづくりの原点
つくる過程や、周りとの関わりなども見たくて
少し前から、お菓子などの 箱、包装紙、
段ボール、緩衝材など、所謂、廃材
を置いておくようにしました。
思っていた以上に、皆が廃材を使いたがり
すぐ売り切れ、私や支援員も持ってきてくれて…
資源ゴミとして捨てる前に、さらにひと活躍させることができますし、
色々な物を作ったり、遊ぶ姿、には驚きもあり
とても興味深く、楽しく見ています。
きっかけは、新聞などで何か作ることで、
落ち着くことができる児童がいたため、
さらに材料を増やすと色々なものに見立てて
上手に作っており、他のみんなはどうかな?
と思ったことからなのですが
活動で決まったものを作る時は、
児童によってはやり方がわからなかったり
難しく感じて助けを求めることがありますが、
見本やルールもなく、自由に自分で想像、創造して、
好きなものを作るため、作り方を聞いてくることはありません。
箱ありますか?と聞きにきて
こんなのあるよと見せると
あ!これいい!と自分で選んだり
1日1人一つ、としていましたが
これもこう使いたいから、もう一ついいですか?
あの子みたいな箱がほしい
毎日来ないから、次まで置いといてほしい
など、交渉してきたり
はさみかして下さい
ふといテープありますか?
と道具も、しまっておいて
申告して使ってもらっています。
いつも私のホッチキスを使う児童がいて
先生の借りまーす!と慣れた感じで
言いに来てくれる児童もいたり。
みんな、上手にコミュニケーションをとっています。
誰かが作っているのを見て自分も作りたい!となり
一緒に作る姿も見られました。
また作るだけでなく、使って遊んでいます。
テレビ、パソコン、自動販売機、自転車、剣や盾、
チェストつくりたいねん…棚?と思って聞くと、
マインクラフトに出てくるものだそうで
さすが今の子ども!とびっくり。
緩衝材を腕に巻いて、ギプスにしてそのまま
帰った児童もいました。
包装紙を布団、緩衝材を枕にしてお家ごっこをしていたり
何でも遊びに繋がる柔軟性もほんと素晴らしいなと感じました😊
個人で作る過程を見ながら
制作の時間以上に、はさみなど道具、材料の使い方
また、他児との関わり、コミュニケーションが見られて面白いです。
療育的観点から考えても
製作、その工程はいろいろ…切る、貼る、書く、描く、塗る
何をつくるか頭を働かせ、実際には手先を使います。
それらの工程、活動において、集団で行うのと、個人で行うかでも、
その意味、効果は変わってくると思います。
これらから、製作は単に手先の巧緻性を養うだけの取り組みではなく
子どもが落ち着ける、情緒安定化をはかることができる
他者との接し方や、柔軟な思考力を伸ばす良い機会といえると思います。
「試行錯誤」をしなければならない。こうやったらどうか、どうしたら形になるか。
今までの知識や経験から、頭をフルに使い、
周りを見たりしながらの情報、新しいものを取り入れながら作っていく。
活動でも、見本や決まりに沿ってではなく、自己流で作るお子さんもおられます。
こだわり、と言えばそうですが、
自分が納得するように作りたい、そんな気持ちの現れ、個性かと思います。
支援員の見本と同じように作れなければ嫌だとか、
失敗したらすぐやり直したい、新しい材料ちょうだい!という児童もいます。
その気持ちはよくわかりますが、受け止めながら、
やはり自ら個性を表現できるようになってほしいな、と思います。
今は廃材、生活、お家の中にもあるものを使っていますが
小学校の作品展の展示を見て
自然にある、草や砂、木々などを使ってみたり、
小澄源太さんは、写真や布を使った作品もあるとのこと。
また、中ノ島美術館で拝見した、塩田千春さんの作品は
驚くほどの 糸 が使われており
(あまりの凄さ、大作で、込められた意味含めてここでは上手く説明できませんが)
糸、毛糸、和紙など、普段触れることがあまりないものも
取り入れていけたらもっと面白いかな、と思っています。
今朝も寒かったですね。
先日見た御堂筋のイルミネーション✨も、より綺麗に感じられる
気候になってきました。
体調に気を付けて、冬休みまで楽しく過ごしていきたいと思います。
ハッピースマイル北堀江では、随時、見学、体験を受け付けています🎵
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