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【北堀江】児童発達支援 言語療育🗣

2024年10月16日

こんにちは!
ハッピースマイル北堀江です🐣

今日はハッピースマイル北堀江の言語聴覚士から、

『発声』についてお話ししたいと思います😊♪

発声と聴いて、どのような声を想像しますか?

発声は、赤ちゃんが生まれて間もなく

出す声のことです。

「んー」「うー」と、文字に表せるものから

文字にするのは難しい音まで

様々な種類があります。

大人からすると一見、

何を言っているかわからないですが、

実は発声にも種類や発達段階があり、

お子様がとっても成長していっているのを

ご存知でしょうか❤️

そもそも、乳児は出生から

栄養を母乳やミルクなどの飲み物からとるので、

大人のように咀嚼する必要がありません。

そのため、3ヶ月頃までは

成人よりも舌から食道までの空間が狭く

ミルクが飲みやすいようにつくられています。

身体の構造上では、

音を作り出し、声にする(話す)場所と

栄養を摂る場所は

口唇、(歯、※大人のみ)咽頭、舌、顎など

重なる部分があります。

そのため、食べるものが変わってくることにより、

自然とお口周りの筋力や、

形態的にも乳幼児に近づくので、

赤ちゃんが出せる音も

種類が増えていくということになるんですね。

生まれて間もなくは

叫喚発声(きょうかんはっせい)と呼ばれる

単調な鳴き声・声を出しています。

これは、要求・情動に深く関連するもので、

養育者のケアによって減少する

音声言語とは別系統の発声です。

苦痛・不安などと強く結びついており、

原初的な信号としての意味をもつので、

他の用途には用いにくいです。

こちらは、喃語とは発達的に無関係となります。


対して、出生からおおよそ2~3ヶ月頃、

「非叫喚発声・クーイング」と呼ばれる

情動によらない、初めての発声が始まります。

これは、母親など周囲の人との

初期の言語的コミュニケーションです。

社会的なやりとりと深く関連し、

養育者のケアにより活性化していく点が

叫喚発声と大きく違います。

また、信号的な意味を持たない発声で

快やリラックスの状況と結びついており、

音声言語の素材となります。

こちらは、喃語へと発達的に変化していく

言語の音声的基礎となる発声です。


ことばに遅れのあるお子様でも、

身体は成長していくが、

発声しか出ていないとお困りで来られる方も

いらっしゃいます。

お子様自身が、どのような意味を持って

どのような目的があって

発声をしているのか

じっくりと観察してみてください。

「いつも決まった絵本をよんだ後に

発声が多いな」

→お気に入りかな?

「いつもトランポリンを跳びながらだと

高い声を出しているな」

→好きなのかな?

など、お子様の発声パターンに気づいた時に

目を合わせにいって

👩🏻「楽しいね」「やったー」

「わーい」「いぇーい」と

笑いかけて、共感してあげてみてください。

同時に、頭を撫でてあげたり、

ハイタッチをしてあげると

こちらの感情が伝わりやすいかもしれません。

快の感情が出ている時には

お子様の言葉が

さらに伸びるチャンスなんです☺️✨

なにが好きかわからない時には、

様々なおもちゃを提供して、

なにに視線が行きやすいのか

どんなタイミングで手を伸ばしやすいのか

どんな音が好きなのか

どんな色に興味があるのか

どんな感触が好きなのか

じっくりと観察する時間を

作ってあげて見るのがいいかもしれません😌

様々なところに

お子様が変化していくヒントが

隠れています。

大人が丁寧に関わることで、

音声言語の基礎を発達させていきましょう!

是非、試してみてください💫

長くなりましたが、最後までお読みいただき

ありがとうございました🥰

お困りごとがありましたら、いつでもご相談くださいね。

ハッピースマイル北堀江では、随時、

見学・体験を受け付けています♪

お気軽にご連絡ください🌱