こんにちは!
ハッピープラス南堀江です🐣
今日はハッピープラス南堀江の言語聴覚士から、
言語療育の様子についてお伝えしたいと思います😊♪
まずは、公文の様子から見ていきましょう。
ハッピープラスの公文式学習では、お約束を守って学習を終えられると
ハッピーシートというシールシートにシールを2枚貼れ、
また、お約束を守れなかった場合には、1枚に減るシステムがあります。
いつも来所後には「今日はどこまですすむかな?」と
2枚貼れたらシールがどこまでたまるか、
ごほうびを事前に確認し、モチベーションに頑張る姿がよく見かけられます。
学習の最中に「もう疲れた…」と気持ちを吐き出す場面も見られますが、
支援員から「今日2枚たまったらどこまでたまるんだったっけ?」と声を掛けられると、
「そうだった!」と思い出して、再度集中し直して頑張る姿がみられます。

このように、学習においてのモチベーションを大切に
取り組んでいます。😊✨
今回は言語療育で行っている、
『自己調整力』についてお話しします。
ハッピープラスでは、
SST(ソーシャルスキルトレーニング)を取り入れていますが、
ソーシャルスキルの中でも、以下の4つの領域にわけることができます。
1.コミュニケーションスキル
2.対人関係スキル
3.自己調整力(セルフレギュレーション)
4.集団行動スキル
の4つです。
今回は、3.自己調整力(セルフレギュレーション)について
触れていきたいと思います。
自己調整力では、
①感情の調整
②衝動の調整
③ストレス管理
④自己評価とフィードバックの活用
などということが挙げられます。
自己調整力が苦手なお子様は、
『激しく怒って癇癪を起こす』場面が見られます。

発達に偏りがあるお子様には、自身の気持ちをうまく表現できなかったり、
自身の気持ちとうまく付き合えない、
衝動を抑えられずに行動してしまうなどのことから、
様々な調整を行うことが難しい場面がみられます。
ソーシャルスキルは、大人の行動を子どもが観察し、理解すると、
次に模倣が始まります。
模倣した行動は大人に褒めらたり喜んでもらえた経験から、
適切な場面での行動が増えていきます。
しかし、ASD(自閉スペクトラム症)のお子様は、
人への関心が薄い傾向にあることから、
人を観察したり、模倣したりすることが少なく、
自然に身につかないことがあったり、
ADHD(注意・欠如多動症)のお子様は、
衝動性や落ち着きのなさ、また、注意散漫な様子が顕著なので、
自分の行動を調整する力が育まれにくく、
周囲と歩幅を合わせるといった集団行動スキルも苦手です。
このように、もともと育まれにくい状況があるうえに、
わがままだとか、しつけがよくないというように
周囲から解釈されがちです。
そのため、SST小集団の言語療育では、
集団で簡単に理解ができるゲームを行うにあたり、
お約束をします。
自分で考える力が少しずつ育っている段階でも、
特性の影響の上に、園ではさらにお話上手なお子様がいて、
比較してしまい、なかなか発言することに
自信を持てないお子様もいます。
🌟「できた」を感じてもらうことと、
🌟人への関心を持ってもらうこと、
🌟「自分のふるまいがどのように見えているか」を客観視すること
以上の3つを目的とし、
支援員が癇癪を起すお子様を演じてみました。
「もうやらないー!」と言い、物を投げたり、
大きな声で叫ぶ様子を客観的に見てもらうことで、
自分が怒っているとき、癇癪を起している時、
周囲からはどのように見えているかを感じてもらいました。
「どうみえた?」と聞いてみると、
「かっこわるい」、「ださい」、「物が当たったらいたそう」など、
客観的な視点にたてたからこその意見がたくさんでてきました。
また、「どう感じた?」と聞くと、
「こわい」、「びっくりする」、「うるさい」
と、とても率直な感想が次々にでてきました。
実際に、その後のゲームでも、
泣きそうになったり、大きな声で叫びそうになったりするお子様には、
開始前に質問をしたシートを見せると、
「あ・・・」と自ら気付くことができ、
自発的に泣くことや怒ることを止める姿がありました。
こうしたことで、いつもはもやもやとした気持ちを抱えて
終わりがちなゲームでも、
「ルールをまもれたね」とポジティブなフィードバックを受け、
褒めれて終了する=「できた」を感じることができます。
年末には多くの人が集まって楽しく遊ぶ機会も増えることだと思います。
この機会に、多くの人と楽しく遊ぶ経験や、
怒らないで遊べた、泣かないで遊べた時には
ぜひ言葉にして褒めてあげてください💖
ハッピープラス南堀江では、随時、
見学・体験を受け付けています♪
お気軽にご連絡ください🌱




















