こんにちは!
ハッピースマイル南堀江の
言語聴覚士です✨
今回は≪数の概念≫について
お話したいと思います
数の概念には様々なものが含まれますが
数や量に関する一般的な認知能力のことを指します
数の基礎的概念に
・数唱
・数字
・数量
があります
3つの中では一番最初に数唱を獲得することが多いです
◇数唱とは
「いち、に、さん、し・・・」と
数を唱えられることです
かくれんぼ、順番交代、お家で湯舟に浸かって
いる時だったり…
様々な日常生活場面で数に触れることで
数唱ができるようになっていきます
◇数量とは
1つ2つ、1個2個、など物の個数のことです
数量の概念が理解できるようになると
「〇個とって」と言われて必要数を抽出したり
お皿の上に~が〇個あると分かるようになります
◇数字は
数を表す文字で
アラビア数字(123)と 漢数字(一二三)があります
平仮名や片仮名と同じで、読めるようになると
目についた数字を「いち」と言って教えてくれたり
エレベーターで「2を押して」と言われて
2のボタンを選べるようになります
数唱、数量、数字の3つの概念を
関連させて理解するこで
数の基礎的概念が育っていきます
「いち、に、さん、し」と言ってチョコを
指さしながらかぞえて「4個」と理解できる
☆これが数唱と数量の一致です
数字の4を見て4個のチョコと数が同じだと
理解できる
☆これが数量と数字の一致です
4個のチョコを「いち、に、さん、し」と
かぞえて、それが4の数字と同じだと
理解できる
☆これが数唱と数量と数字の一致です
・「数がかぞえられない」と言われたお子さんでも
数唱はできるけれど数量が分かっていなかったり
数唱も数量も理解できているけれど
数字が読めないことで必要数がわからなかったり
数唱と数量と数字の一致がまだだったり…
かぞえられない原因は様々です
概念形成の段階や理解度によって課題が変わってきます
・足し算につまずきがあったり、時間がかかる場合に
実はまだ数唱が完全にできるようになっていなかったり
数字と数量を一致させて考えるのが苦手だったり・・・
ということが意外に多いです
数の概念は算数学習の土台となる為
概念形成が弱かったり、獲得につまずきが
あると四則演算の習得にも大きく影響します
概念の獲得段階を踏まえた学習がとても大切です
次回以降も数の概念の発達段階についてや、個別の時間に
行っている課題や教材についてお話させていだだきたいと
思います
ハッピースマイル南堀江では、随時、
見学・体験を受け付けています♪
お気軽にご連絡ください🌈☺️