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【北堀江】児発管ブログ

2024年5月17日

こんにちは😃

ハッピースマイル北堀江です🍀

 

新年度が始まり、あっという間に1か月が経ちました。

その間も、子どもたちは日々成長しています。

ハッピースマイルのみんなも、

新しいメンバーでの活動や過ごし方にすっかり慣れてきたようです🌟

 

新しく入ってきた子どもたちは、

それぞれに自分の居場所やお気に入りの遊び、

お気に入りのお友だちなどを見つけ、自分なりの過ごし方ができつつあります。

 

昨年度から来ている子どもたちは、

新たなメンバーの中での過ごし方や役割に

すっかりシフトチェンジできているようです。

 

また、お友だちとの新たな関係作りをしようと

試行錯誤する姿も、いろいろな場面で見られます。

 

例えば、

1人のお友だちがブロックでパトカーを作り、

「ピーポーピーポー」と走らせていると🚓

もう1人のお友だちが消防車を作り、

「ウーウー」と言いながら走らせ始めます🚒

しばらくはお互いそれぞれに走らせていますが、

少しずつ車の距離が近くなり、

いつの間にか一緒に遊んでいます🥰。

興味が近いお友だち同士が集まると、

自然に遊びが展開し始めることも多いですね。

 

また、1人が風船で遊び始めると🎈

それを見ていた年上のお友だちが、

「じゃあ、この線からこっちでやろう。10回落ちなかったらクリア」と

遊び方を提案します💡

そういえば、

昨年度で卒業したお友だちと一緒にしていた遊びです。

お兄ちゃん、お姉ちゃんに教えてもらった遊び方を

年下のお友だちに教えてあげているんですね😀

その上、昨年度は

「ぼくが!ぼくが!」と全部自分でやろうとしたり、

「何で僕にボールくれないの!」と怒ったりしていましたが、

昨年度、お兄ちゃん、お姉ちゃんがしてくれていたように、

「〇〇くんからやっていいよ」と

譲ることもできています👏

遊びや役割が、しっかり伝承されているようです。

 

ところが、いつもスムーズに事が運ぶわけではありません。

 

お友だちの1人が、

「いらっしゃませー。パン屋さんでーす!」と始めます。

別のお友だちが、近くでドーナツ屋さんを始めています。

お互い、それぞれにお店屋さんをやっていて、

一向にお客さんが現れません。

そのうち面白くなくてやめてしまったり😟

「お客さんが来ない!」😠

と怒ってしまったりすることもあります。

 

発達に課題のある子どもたちの中には、

近くで他のお友だちが同じような遊びをしていても、

そのこと自体に気が付かなかったり、

お友だちがやっていることには気が付いていても、

“じゃあ一緒にやればいいんじゃない?”

ということに気が付かなかったりすることがあます😕

これは、注意の向け方が一般的な方法と異なっていたり、

いろいろな情報を脳の中で連携させることが苦手だったりするからなのです。

 

そのような時は、支援員が、

「〇〇ちゃんはパン屋さんだって。ちょっと買いに行ってみようか?」🍞

「少しお腹が空いたから、おやつにドーナツはどう?」🍩

など、きっかけやヒントになるような声かけをします💡

そうしてお客さんに来てもらえたお友だちは、

“今度は自分がお客さんになって買いに行こう”となり、

ようやくお店屋さんごっこが始まります。

中には、相手のお友だちがお客さんになって来てくれても、

“じゃあ今度は自分がお客さんになろう”ということに気が付かないお友だちもいます。

そのような時は、

「〇〇ちゃんが買いに来てくれたから、今度は△△ちゃんが買いに行ってあげたら?」

などの声かけをします。

 

そのようなことを丁寧に伝えてあげることで、

お友だちに適切に意識を向けたり👀

関わり方を学んだりすることができ、

少しずつ社会的な経験を積み重ねていきます⤴️⤴️

 

また別の場面では、お友だちが折り紙で何かを作っていると、

「そんなの簡単やん」と

お友だちが嬉しくない声かけをしてしまうこともあります🙁

でも、本当は、「ぼくもやりたいな~」

ってことが言いたかっただけなんですね。

 

このように、自分の思いや気持ちを子ども自身がうまく認識できていなかったり、

言葉でうまく表現できなかったりすることもよくあります。

そのせいで、お友だちと関わるきっかけを逃してしまうことも多いのです。

 

そのような時は、支援員が、

「ぼくも一緒にやりたかったのかな。そういう時は、『一緒にやろう』って言ったらいいよ。」と

気持ちを代弁したり、どう伝えたらよいのかを助言したりします💡

また、相手のお友だちには、

「〇〇くんがかっこいいのを作ってるから、□□くんも一緒にやりたかったみたいよ」と

お友だちの気持ちや状況を伝えたりします💬

そのような調整をすることで、

「ぼくもやりたい」と伝えることができたり、

「一緒にやろう」と受け入れたりすることができ、

無事2人で折り紙遊びが始まりました。

 

こんなふうに、子どもたちは子どもたちなりに、

自分が持っている方略を使って、

一生懸命他者と関わろうとしています。

大人から見ると、不適切な方法に見えたり😟

要領が良くないと思えたりすることもたくさんあります😕。

特に、発達に課題がある子どもたちの中には、

周囲の状況を把握して柔軟に対応したり、

相手の反応に応じて適切な対応をしたり、

1つの経験から学んだことを様々な場面で応用したりすることが困難なため、

上手にお友だちとの関わりを作ることが難しいことも多いのです😵

それでも、支援員のサポートを受けながら

1つ1つ成功体験を積み重ねることで、

お友だちと関わるための方略を少しずつ増やしていきます🙂

ハッピースマイルのお友だちは、

そのようにして、1年1年

見違えるように成長していきます⤴️⤴️

 

ハッピースマイル北堀江では随時、

見学・体験を受け付けております🌟

お気軽にお問い合わせください🌈