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【南堀江】感覚統合理論からみる体の仕組みと学習について✍

2022年12月13日

こんにちは
ハッピースマイル南堀江です

今日の内容は趣向を変えて『感覚統合理論』について少し話をしてみたいと思います。

聞いたことがある方もいるかもしれませんね!
『感覚統合理論』とは発達に凸凹がある人たちの支援手段の一つとして取り入れられています。
ちなみに南堀江でも取り入れていますよ✨

なんだかいきなり難しい単語が出てきなぁと思われた方もいるかもしれませんが、『感覚統合理論』を理解していくと、身体の仕組みって面白いなぁ✨と感じてきます。
少し長いですが、ぜひこのまま読み進めてみてくださいね☺

それではいってみましょー! 


『感覚統合理論』について説明していくと感覚情報という言葉がまず出てきます。

感覚情報とは?から説明してみますね。
感覚情報には『5感』と『2覚』があります。
『5感』
●触覚
●視覚
●聴覚
●味覚
●嗅覚

これが5感です。皆さんご存知だと思います

 

『2覚』
●固有受容覚
●前庭覚
こちらが2覚。あまり聞き馴染みはないかもしれません。

●固有受容覚とは、、、
関節の曲げ伸ばしや筋肉の動きを脳に伝える感覚です。
この感覚のおかげで無意識のうちに自分の指先から足の裏、膝、肘など、自分の身体の位置がどこにあるのかわかります。


(自分の手足はどうなっているだろう?肘がまっすぐ?膝は曲げている?)

目を瞑っていても自分の手足がどうなっているのかだいたいわかりますよね?
エプロンの紐を背中側で結ぶ時、目では見えないと思いますが、それでも結べるのは
固有受容覚のおかげです🎀


この固有受容覚は、運動や学習、情動を安定させるための大きな役割も果たしている大切な受容覚なんですよ👍

次に『前庭覚』
●前庭覚とは、、、
めまいとかスピード感、自分の体の傾きを伝えてくれるような感覚です

  

(ブランコの揺れ)     

 
(ジェットコースターのスピード感)

体をまっすぐに保つのに必要な感覚です


(おっとっとっと、、、、なんのその!これでバランスをとるのは大人でも難しそう💦)

この『前庭覚』がうまく使えないと姿勢の自動調整が難しくなります。

私たちがよそ見をしながら靴紐を結べるのも、背中でエプロンのひもを結べるのも日常生活を支障なく送れているのも、
感覚情報を脳が上手に処理して体の地図を作っているからなんですね

 

 

すごい!

私たちはこういった体の感覚を上手に脳が処理して運動につなげていきますが、

発達に凸凹がある人たちは、ここがうまくいかずに不器用になっていることがあります。

 

『自分の体の地図ができない→運動プログラミングができない→協調運動が苦手』

 

つまり、日常的な身の回りのことをこなすことへの難しさにつながっていることが多いです。

それだけでなく、学習面の基礎的な能力のアンバランスにつながっていたりします。
運動能力と学習がつながっているなんて!とびっくりされた方もいるかもしれませんが、
JMAPというスクリーニング検査の結果と学習成果の関係性を調べる研究で、書字や算数の基礎にこのような運動能力が必要という結果が出ているんですよ✍
※JMAPとは発達全般にわたる全26項目の評価項目によりなる就学前幼児を対象とした発達スクリーニング検査です。気になる方は調べてみてくださいね🍀


だからこそ、遊びや運動を通して体の感覚運動機能をしっかりと育てることが大切なんです🌟

 

情緒面と感覚の関係についても書きたいところですが、書くともっと長くなってしまうので、今回は運動と感覚の関係について書いたところで終わりたいと思います。☺
あとは、今回『感覚統合理論』にフォーカスして書きましたが、これをやっておけば全て解決!というわけではありません。

子どもたちの発達の凸凹がどこからきているのかにもよりますし、感覚統合以外の支援方法も組み込みながら関わっていくことが大事です👍

難しい単語がいっぱいだったと思いますが、
『感覚統合理論』についてなんとなくでも伝わったら嬉しいです☺

南堀江でも『感覚統合理論』を取り入れていると記載しましたが、どんなふうに取り入れているのかだけ最後に書いて終わりにしたいと思います。

感覚統合のアプローチって、その子の特性(過敏なのか、低反応なのか、感覚探求型なのかなどなど、、、)によって

色々と変わってきますが、定番なのはサーキットですね!👍

 

南堀江ではバランスクッションや平均台、トンネル、トランポリン、バランスストーン、平均台など使用して組み立てます🍀


最近仕入れたバランスクッションはカラフルで特に子供たちに人気です!

グラグラするバランスクッションに対してどんなふうに自分の体を動かせば立てるかな?渡れるかな?繰り返し考えることでボディイメージや運動企画の力を伸ばしていく一つの手助けになるでしょう
感覚探求型の子どもや体幹を鍛えてあげたいなぁというお子さんには活動中や学習中もこの上に座ってもらったりしてます。

サーキットを作るときは毎回毎回、同じ内容のコースを作るよりも、前とは違う組み合わせにして子どもたちにどうやったらゴールすることができるか、考えてもらうことが大事です✊
サーキットを作る側も作りがいがありますね

放デイではこのようなアプローチをしていますが、もちろん日常の遊びや公園の遊具でも感覚は育ちます!
育ち盛りの子どもたち、放デイ以外でもぜひ体を動かしていろんな刺激を入れてあげてくださいね🌟

ハッピースマイル南堀江では、随時
見学・体験を受け付けています🌸
お気軽にご連絡ください🌈