こんにちは❗️
ハッピースマイル南堀江です🌸
今日はハッピースマイル南堀江の
言語聴覚士から、
迷路で育むルール理解と
指示に応じる力について
お伝えします😃
迷路はゴールを目指すだけの
課題ではありません。
迷路の課題では、スタートからゴールまで
道をたどりながら、行き止まりを避けたり、
道の枠からはみ出さないように進んだりする
必要があります。
しかし、
子どもの中には道を無視して線を横切ったり、
最短距離でゴールへ向かったりする姿が
見られることがあります。
このような場合、単に迷路の解き方を教える
だけでなく、提示されたルールを理解し、
そのルールに沿って行動する練習として
活用することができます。
今回は、迷路を使って取り組める
「ルールを守る力」と「指示に応じる力」を育む支援
について紹介します。
迷路課題には、
次のような発達的な要素が含まれています。
① ルールを理解して行動する力
「道の上を進む」「線を越えない」「スタートからゴールまで進む」
など、ルールを理解し、それに沿って行動する力です。
ルールを理解していても、実際の行動に反映することが
難しい場合があります。
そのため、ルールを聞いて理解することと、
行動の中で実践することを
分けて捉えることが大切です。
② 指示に応じる力
大人から提示された言葉や
視覚的な手がかりを受け取り、
それに応じて行動する力です。
具体的な指示を聞き、
進み方を調整する経験につながります。
具体的な課題例
次の角で右に曲がろう:指示された方向へ進む
ここで一度止まる:指示に応じて動きを止める
スタートまで戻る:指示された場所まで戻る
印のところまで進もう:指定された場所を目指して進む
行き止まりになったら戻ろう:条件に応じて進み方を変える
このように、迷路を使うことで、
指示を聞く・内容を理解する・指示に応じて
行動するという一連の経験を積むことができます。
③行動を調整する力
早くゴールしたい気持ちから、
道を横切ってしまうこともあります。
そのようなときに、一度手を止めて道を確認し、
ルールに沿って進み直すことは、
衝動的な行動を抑えたり、自分の行動を
調整したりする経験になります。
これらは、実行機能と呼ばれる認知機能とも
関連しています。
1.道を無視して進んでしまう子への支援
大切なのは、最初から正確に迷路を解くことを
求めすぎないことです。
まずは、子どもが取り組みやすい簡単な迷路から始め、
ルールに沿って進む経験を積み重ねます。
方法としては
・最初に守るルールを明確に伝えます。
例えば、
「道の上を進もう」
「線を越えないよ」
「スタートからゴールまで進もう」
など、短く具体的な言葉を使用します。
必要に応じて、
大人が指で道をなぞりながら見本を示すと、
言葉だけでは理解しにくい子どもにも
伝わりやすくなります。
・簡単な迷路から始める
曲がり角や分岐が少なく、
道幅が広い迷路を使用します。
難易度が高すぎると、道を確認することよりも、
課題を終わらせることに
意識が向いてしまう場合があります。
まずは、ルールを守って進むことに意識を向けられる
課題設定を行います。
・道を外れそうになったら、行動を止めて確認する
道を横切ろうとしたときには、
すぐに注意するのではなく、行動を止めて
道へ注意を向けられるように支援します。
例えば、
「どこを通るのかな?」
「道はどこにあるかな?」
「道を見つけてから進もう」
と声をかけます。
必要に応じて、指差しやジェスチャーで道を示し、正しい進み方を確認します。
・ルールを守れたことを具体的に認める
「できたね!」だけでなく、何ができたのかを
具体的に伝えます。
例えば、
「道をよく見て進めたね」
「線を越えずに進めたね」
「止まって道を確認できたね」
と声をかけます。
できた行動を具体的にフィードバックすることで、
子ども自身が望ましい行動に気づきやすくなります。
2.慣れてきたら、指示の内容を変えてみよう
基本的なルールに沿って進めるようになったら、
簡単な指示を加えていきます。
「次の角で右に曲がろう」
「赤い印まで進もう」
「一度止まって、道を確認しよう」
このように、迷路を進むことに加えて、
指示を聞いて行動を調整する経験を取り入れます。
ただし、一度に多くのルールを提示すると、
指示の理解や記憶そのものが
難しくなる場合があります。
子どもの様子に応じて、一つの指示から始め、
段階的に内容を増やしていきましょう。
3.支援するときに大切なこと
迷路の道を無視して進む姿が見られたとき、
その行動だけでルールが守れないと
判断することは適切ではありません。
例えば、
ルールそのものを理解できていない
言葉による指示の理解が難しい
道や分岐に注意を向けることが難しい
ゴールしたい気持ちが先行してしまう
課題の難易度が現在の力に合っていない
など、さまざまな要因が考えられます。
そのため、子どもがどの段階で
難しさを感じているのかを観察し、
必要な支援を調整することが大切です。
例えば、言葉だけの指示では難しい場合には、
見本や指差しを加えます。
また、道を確認することが難しい場合には、
分岐の少ない迷路から始めます。
できない行動を注意することよりも、
できるための手がかりを用意することを
意識して支援しましょう。
迷路は、単にゴールを目指す課題ではなく、
ルールを理解し、注意を向け、指示に応じながら
行動を調整する経験を積むための教材としても
活用できます。
短く明確なルールを提示し、
必要な手がかりを用意しながら、
子どもが自分でルールに沿って進める経験を
積み重ねていきましょう。
小さな成功体験を通して、
課題に取り組む力や、自分の行動を調整する力を
育んでいくことが大切です。
ハッピースマイル南堀江では、随時、
見学・体験を受け付けています♪
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