こんにちは!
ハッピースマイル北堀江です🐣
今日はハッピースマイル北堀江の言語聴覚士から、
『発声』についてお話ししたいと思います😊♪
発声と聴いて、どのような声を想像しますか?
発声は、赤ちゃんが生まれて間もなく
出す声のことです。
「んー」「うー」と、文字に表せるものから
文字にするのは難しい音まで
様々な種類があります。
大人からすると一見、
何を言っているかわからないですが、
実は発声にも種類や発達段階があり、
お子様がとっても成長していっているのを
ご存知でしょうか❤️
そもそも、乳児は出生から
栄養を母乳やミルクなどの飲み物からとるので、
大人のように咀嚼する必要がありません。
そのため、3ヶ月頃までは
成人よりも舌から食道までの空間が狭く
ミルクが飲みやすいようにつくられています。
身体の構造上では、
音を作り出し、声にする(話す)場所と
栄養を摂る場所は
口唇、(歯、※大人のみ)咽頭、舌、顎など
重なる部分があります。
そのため、食べるものが変わってくることにより、
自然とお口周りの筋力や、
形態的にも乳幼児に近づくので、
赤ちゃんが出せる音も
種類が増えていくということになるんですね。
生まれて間もなくは
叫喚発声(きょうかんはっせい)と呼ばれる
単調な鳴き声・声を出しています。
これは、要求・情動に深く関連するもので、
養育者のケアによって減少する
音声言語とは別系統の発声です。
苦痛・不安などと強く結びついており、
原初的な信号としての意味をもつので、
他の用途には用いにくいです。
こちらは、喃語とは発達的に無関係となります。
対して、出生からおおよそ2~3ヶ月頃、
「非叫喚発声・クーイング」と呼ばれる
情動によらない、初めての発声が始まります。
これは、母親など周囲の人との
初期の言語的コミュニケーションです。
社会的なやりとりと深く関連し、
養育者のケアにより活性化していく点が
叫喚発声と大きく違います。
また、信号的な意味を持たない発声で
快やリラックスの状況と結びついており、
音声言語の素材となります。
こちらは、喃語へと発達的に変化していく
言語の音声的基礎となる発声です。
ことばに遅れのあるお子様でも、
身体は成長していくが、
発声しか出ていないとお困りで来られる方も
いらっしゃいます。
お子様自身が、どのような意味を持って
どのような目的があって
発声をしているのか
じっくりと観察してみてください。
「いつも決まった絵本をよんだ後に
発声が多いな」
→お気に入りかな?
「いつもトランポリンを跳びながらだと
高い声を出しているな」
→好きなのかな?
など、お子様の発声パターンに気づいた時に
目を合わせにいって
👩🏻「楽しいね」「やったー」
「わーい」「いぇーい」と
笑いかけて、共感してあげてみてください。
同時に、頭を撫でてあげたり、
ハイタッチをしてあげると
こちらの感情が伝わりやすいかもしれません。
快の感情が出ている時には
お子様の言葉が
さらに伸びるチャンスなんです☺️✨
なにが好きかわからない時には、
様々なおもちゃを提供して、
なにに視線が行きやすいのか
どんなタイミングで手を伸ばしやすいのか
どんな音が好きなのか
どんな色に興味があるのか
どんな感触が好きなのか
じっくりと観察する時間を
作ってあげて見るのがいいかもしれません😌
様々なところに
お子様が変化していくヒントが
隠れています。
大人が丁寧に関わることで、
音声言語の基礎を発達させていきましょう!
是非、試してみてください💫
長くなりましたが、最後までお読みいただき
ありがとうございました🥰
お困りごとがありましたら、いつでもご相談くださいね。
ハッピースマイル北堀江では、随時、
見学・体験を受け付けています♪
お気軽にご連絡ください🌱