こんにちは
ハッピープラス南堀江です
今日は、ハッピープラス南堀江の言語聴覚士から
“構音(発音)の発達”についてお伝えします。
お子様の発音が気になるという方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、構音(発音)の発達について取り上げていきたいと思います。
実は、構音を獲得するには、
いくつかの段階があると言われています。
しかし、必ずしもその通りになるとは、限りませんし、
その他の発達と同じように個人差があります。
こちらは、獲得の目安です。
・1~2歳:母音、ぱ行、ば行、ま行、や行
・2~3歳:た行、だ行、な行、しゃ行、じゃ行、ちゃ行
・3〜4歳:か行、が行、は行
・4~5歳:さ行、ざ行、ら行
特に”さ行”や”ら行”は6歳以上でも獲得するのは難しいといわれています。
これらの音に共通するのは、
舌の先を繊細に、器用に動かす必要があるということです。
ハッピースマイルでは、
舌を繊細に、器用に動かすを目的に
せんべいやモロッコヨーグルなどを
口の周りにつけて舌先を動かし舐めてとってもらいます。
最初は、難しいかもしれませんが、回数を重ねていくうちに
どんどん上手くなっていきます。
食べ物を使うことで、
楽しく、舌の動きをよくすることができますよ!
子どもたちも「もっとやりたい!」と
楽しんで活動に取り組んでくれています。
今後も楽しくできる活動を考えていきたいと思います。
次は、発達段階でみられる構音の誤りです。
それぞれの音を獲得する段階で、
自分が持っている音の中から音の作りが
似ているものをかわりに使うことがあります。
これは、”未熟構音”と呼ばれるものです。
未熟構音には、いくつかの種類があります。
・「とうもろこし」→「とうもころし」(音位転換)
・「こっぷ」→「ぽっぷ」(同化)
・「でんわ」→「でんわん」(付加)
・「でんしゃ」→「んしゃ」(脱落)
これらの未熟構音は、自然に治る可能性が高いと言われています。
お子様が間違った発音をしているときには、
誤りを指摘せず、自尊心を低下させないためにも
「”とうもころし”じゃないよ。”とうもろこし”だよ」などと言い直させるよりも
「そうだね。とうもろこしだね」のように
正しいに日本語を聞かせてあげることが良いと言われています。
今回は、構音の発達についてお話しさせていただきました。
次回は、お家でできるお口の体操、遊びなどをお話できたらと思っています。
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